技術参考資料(日本語)。ソースコード・過去の検証チケットはアプリには同梱していません。

一般画像(JPEG/PNG/TIFF/HEIF)の対応仕様

HDR関連の現行化:2026-10-20。実装とResult0858〜0871を照合。その他の項目は各節の確認範囲・日付に従います。

HEIF入出力追補:2026-10-13。書き出しはResult0790を参照。HEIF対応の検証範囲はResult0789を参照。

確認日:2026-10-11。GeneralImage作業ツリーの本体とKitを対象に、ソース接続・限定テスト・CLI実レンダーと既存のユーザー確認を整理した。全機能のGUI再検証や、すべてのOS・他社ソフトの互換性保証ではない。

入力

形式 対象 制約
HEIF heic/heif/hifの主画像。SDR、ゲインマップHDR、PQ/HLG HDR 新規編集はHDRを保持。既存SDR編集は従来解釈。アルファ・シーケンスは対象外。符号化方式はOS依存
JPEG jpg/jpeg/jpe、SDR・ゲインマップHDR 新規編集はHDRを保持。既存SDR編集は従来解釈。アルファなし
PNG png、単一画像のSDR。8/16bit出力の再読込を確認 アルファ付きは全画素が不透明でも対象外。アニメーション/複数フレームは対象外
TIFF tif/tiff、RGBの8/16bit整数・32bit浮動小数点、単一ページ グレー・CMYK・16bit float等は対象外。アルファ付きは全画素が1の場合のみ対応

拡張子は大文字・小文字を区別せず収集し、現像時はファイル内容を検査する。透過素材の加工は対象外とする。32bit float TIFFは負値・1を超えるサンプルを保持するが、HDR画像全般やHDR表示を追加したものではない。

ブラウザ左パネル最上部のRAW/JPEG/PNG/TIFF/HEIFは独立トグルで、初期値はすべてON。選択は再起動後も保持する。全OFFでは一覧が空になる。他の検索・評価・フラグ・タグ・現像状態フィルターと併用できる。

サムネイルが出ても、現像に対応するとは限らない。可視画像のメタデータから分かる非対応理由を事前表示し、既知の非対応なら現像前に案内する。TIFFの実際の透明度、画素破損、デコード後のHDR判定などは開くときに確定する。一覧のために全画素検査は追加しない。

現像と操作

本体はRAWと同じWorkspace、左右パネル・下部パネル、SuperEdit、Undo/Redo、比較、スナップショット、バリエーション、レイヤー・マスク、スポイト、ヒストグラム、カラーピッカー、保存・出力を使う。ブラウザの評価・タグ・スタック・拡大・2枚比較・一括ペースト/プリセット/リセット/書き出しも共通経路へ接続する。

露出、階調、カーブ、HSL、グレーディング、Film Style、LUT、仕上げシャープネス、ビネット、水平補正・クロップ、ごみ取りは共通現像処理。一般画像の輝度NRとカラーNRは入力補正として処理する。CIRAWFilterのNRとアルゴリズム・見た目が同一という意味ではなく、同じ数値を異なる入力へ適用しても効果は一致しない。

RAW使用範囲、RAWデコーダー選択・内蔵レンズ補正・デモザイクに固有の機能は一般画像へ適用しない。一般画像にも仕上げシャープネスは使える。AIマスクの生成・選択点編集はRAWと同じOS条件があり、今回の最終点検では実モデル推論を再検証していない。

ホワイトバランス

一般画像では、すでに現像された色へ追加補正する。記録値がある場合はその値+温度補正量をK表示し、取得できない場合は相対0を基準に表示する。現在取得するのは有効範囲内のXMP Camera Raw Temperatureで、EXIFのAuto/ManualやISOからケルビンを推定しない。記録値は画素から推定した光源色温度ではない。リセットはその入力の基準へ戻す。

設定転送 動作
RAW→RAW 絶対色温度とティント
一般画像→一般画像 記録値を除いた温度補正量とティント補正量
RAW↔一般画像 コピー先WBを維持し理由を表示。他の選択項目は適用
WB種類のない旧プリセット コピー先WBを維持。WBも転送する場合は元画像でプリセットを再保存

例:5000K基準で5300Kの一般画像から、6000K基準へ転送すると6300K、記録なしへは相対+300になる。低い基準値などは入力の既存範囲へ制限する。レイヤー内の相対WBは従来の転送処理を使う。

保存と出力

一般画像も画像URLを識別子として既存の編集DBへ保存する。元画像を変更せず、最新設定・バリエーション・プリセットと派生サムネイルを別に保持する。ファイル移動・改名後の編集状態の自動再紐付けは保証しない。ブラウザ一括書き出しは最後の保存状態または指定名のバリエーションを使い、未保存の画面状態を直接出力しない。

出力形式 設定・精度
JPEG 品質1〜100、または最終容量上限と必要時の縮小
PNG 8/16bit整数、不透明、可逆圧縮
TIFF 8/16bit整数・32bit浮動小数点。非圧縮/LZW/ZIP
HEIF SDRは8/10bit整数(既定10bit)、HDR (PQ)は10bit固定。品質1〜100、不透明のHEIC

現像画面とブラウザ一括書き出しは共通出力パネル・プロファイルを使う。サイズ、sRGB/Adobe RGB/Display P3のICC、文字署名、撮影情報・GPSの個別指定、サフィックス・同名処理を設定できる。PNG/TIFFにはJPEG品質・容量上限・容量に合わせた縮小を適用しない。HEIFは品質指定を使い、容量上限と容量に合わせた縮小は使わない。既定はSDR。明示的なHDR (PQ)出力はBT.2100 PQ/BT.2020・10bit固定で、文字署名・容量上限・写真ライブラリ直接追加は非対応。ゲインマップ生成は未対応。保存後の形式・ビット深度を検査する。書き出しは元解像度で現像してから出力寸法へ変更する。

32bit TIFFは選択色空間の拡張範囲で負値・1超とfloat精度を保持し、署名時もfloat32を維持する。専用のシーンリニア出力選択ではない。プレビューは表示用の縮小・8bitであり、出力精度とは異なる。元のJPEGや現像途中ですでに失われた情報を復元する機能ではない。

全出力に既存の購入/無料体験の制御が適用される。元画像と同一パスへの出力は拒否する。詳しい手順は書き出しマニュアル、保存先は保存データ仕様を参照。

構成と検証の入口

機能接続とカラーNRはResult0777、ブラウザは0778、WB転送は0779、事前案内は0780、float TIFF出力は0781、PNG出力は0782。最終点検・確認範囲はResult0783を参照。

ブラウザのHDR原画像表示

ブラウザの原画像表示はゲインマップHEIF/JPEGとPQ/HLG HEIFに対応する。一覧・フィルムストリップはSDRサムネイル+HDR識別、拡大・比較はAppKitのHDR/SDR表示切替を使用する。新規編集は共通現像画面でもHDRを保持する。保存済みSDR編集の解釈は変更しない。HDR PNGとfloat TIFFのHDR表示は別対応。Result0793、Result0794を参照。

RAWのHDRプレビューとPQ出力

RAWのHDRプレビューは通常画像のHDR入力解釈と別の表示状態で、既定OFF・非永続です。PQ出力時はRAWをHDR再現像し、通常画像は現在の現像結果を使用します。詳細は現像・書き出し。SDR入力をPQ保存するだけでは失われた明部を復元できません。